今度スピルバーグ監督の「ロスト・ワールド/ジュラシックパーク」が放映されますね。
それに伴い、エディ・カーについて褒めちぎらせてください。おそらくロストワールドを観た方なら分かると思いますが、こんなに報われないのかってくらいエディは可哀想な最期を迎えます。そんなエディをこの記事で成仏させます。まずはエディ。本当にありがとう。マジでよく頑張った。本当にカッコ良かった。ハゲの中で1番カッコいい。ちなみにハリウッドのハゲ界にはジェイソン・ステイサム、ブルース・ウィリス、ヴィン・ディーゼル、ドウェイン・ジョンソン等々、名高るハゲが連なっているが、そのハゲピラミッドの頂点に君臨しているのが、エディ演じるリチャード・シフである。
エディ・カー
演:リチャード・シフ
(※字幕版を見れば分かるがリチャード・シフと納谷さんの声がマジでそっくり)
野外用装備のエキスパート。優しくて臆病な性格だが、今回ジュラシックパークへの調査隊に参加。元凶オブ元凶のハモンド曰く、最後は金が物を言ったとのこと。クソジジイが。
メカニック担当ということで、調査隊の装備や武器等を用意するのがエディの仕事。イモガイの毒を倍増させた猛毒の音速エアライフルや恐竜から避難するための高台。衛星通信を整備した高性能トレーラー。4WDサバイバル用ベンツなど、マルコム博士たちを完全バックアップ。凄すぎる。
初登場シーンは序盤の整備工場。
ジュラシックパークへ行く前に、様々な装備を整備して、3日後の出発までに調整してるところから登場
早速、ワガママなクソマルコムが出発を3日繰り上げられないかと駄々をこねて、エディを困らせる。ふざけんなクソノッポ。
挙げ句の果てには、エディが用意した衛星電話にもケチをつけるマルコム博士。
マ「なんで繋がらないんだ!!?」
相手が出ねぇからだよクソボケが!!!
エディに文句言うんじゃねぇノッポ!!
見かねて電話をかけてあげるエディ。優しい。大好き。
しばらくして、マルコム博士がとんでもないことを言い出す。
マ「おい今何時だ?時計あるか?」
エ「時間がどうした?」
マ「あと3時間で出発するぞ」
エ「ッ!!?!?なに!!?3時間!!?」
マ「なんとか間に合わせろ」
エ「3日かかるものをどうやったら3時間で出来るっていうんだ!!」
正直ここは普通に吹いた。コイツら多分M1で中々良い結果残す。上沼恵美子も褒めてくれる。
結局、何日後になったのか、何時間後に出発したのか知らんが、トレーラーやサバイバル用ベンツ、様々な装備を積んで出航。ちなみに出航から上陸までに流れる曲は続編の新テーマなのだが、マジで最高。作曲家ジョン・ウイリアムズが天才過ぎるシーン。
場面は変わり船の上。
エディが護身用エアライフルの説明をしているシーン。マルコム。おめぇは人と話しするとき後ろを向くのかクソが。エディ様の話はちゃんと聞けよノッポ。ちなみに、エディはマルコム(194cm)のせいでチビに見えるが、実は178cmと意外と高身長。山崎賢人と同じ身長。エディ舐めんなよ。
さて、エディ曰くエアライフルの性能は、「音速に近い速度で発射できる」「ダーツの中にはイモガイの毒を倍増させた猛毒を仕込んである」「世界1強力な神経毒」「体に撃ち込めば1,000分の2秒で全身に毒が周る」「どんなデカい猛獣でも。一発バコン。それまでだ」
「どんな猛獣でも一発バコン」は範馬勇次郎とエディしか言えないセリフ。要は最強オブ最強の武器。これさえあれば猛獣が徘徊しまくってる危険なジュラシックパークでも俺らは安全ってことです。
マ「解毒剤は?」
エ「自分の足を撃ったときか。その時は諦めろ。気がついたら天国だ」
その銃でマルコムを天国に送ってくれ。
その中、船長が謎の言語でごね出す。
エ「なんと言ってるんだ」
調査隊の一員ニックが訳す。これ以上島には近づきたくない怖い死にたくない。と言っている。
ビビるエディ。最早かわいい。
ちなみにニックはこの映画の戦犯1号。
場面は変わり、島に上陸。
マルコム博士、エディ、ニックの調査隊歩きながらサラを探す。調査隊なのに3人しかいないので最早、調査トリオである。
しばらく歩くと、生の恐竜。
ステゴザウルスを発見
恐竜を初めて見たエディ。
主人公を差し置いてセンターを飾る。
初めて総選挙で1位を飾り32rdシングル「恋するフォーチュンクッキー」でセンターを務めた指原莉乃より輝いてるエディ。そして、某元アイドルの言葉を借りるが、皆さんにこれだけは伝えたい。ロストワールドを嫌いになってもエディは嫌いにならないでください。
そして、遂にサラを発見。
この映画のキングオブ戦犯。
後にコイツのせいで多くの命が消える。
サ「エディ!!☺」
優しくハニカミ、手を振るエディ
いや普通に良いやつかよ。多分エディってめちゃモテると思う。
そして、サラが早速やらかす。
ステゴザウルスの子供を刺激してしまい、周りのステゴザウルス達がサラを襲う。正直ここでサラが撲殺されてればロストワールドはハッピーエンドで終わっていた。
どんな猛獣でも一発バコンの銃をかまえるエディ。
マルコムは撃て!!と指示を出すが、
エ「奴らは子供を守ってるだけだから撃てない、、」と引き金を引かない。優しすぎて惚れた。一発バコンとか言っておいて実は非暴力主義なのかよ、、ガンジーの域に達している。エディを教祖として崇めたい。
そしてステゴザウルスは落ち着き。
サラは無事で終わった。クソ。
トレーラーに戻る興奮気味のエディ
初めての恐竜を見たことで、
語彙力が低下。「スゲェ」を5連発。
ツイッター等でよく起きている
「語彙力が追いつかない」現象
そのパイオニアが実はエディである。
言葉の開拓者。尊敬に値する。
ベースキャンプに到着。
ちょこんと座るエディ。かわいい。サンリオのキャラクターになれる。
そして、このあと、インジェン社のハンター達が上陸。恐竜を乱獲する。
とんでもない速度で恐竜を足払い
エグいコケ方をする。
その光景を遠くから見て悲しむエディ。人の気持ちどころか恐竜の気持ちも分かってあげるなんて本当に育ちが良いんだなと思う。せめて一発バコンで仕留めてやれよと思っているはず。
このあと、ハモンドの意向もあり。
ハンターに捕まった恐竜を逃がす。
その中で罠にハマっていたティラノサウルスの子供をニックが助け、怪我をしていたのでトレーラーに持ち帰る。
サラとニックはトレーラーでティラノキッズを治療。マルコム博士と娘のケリーはたまらずエディが設置した高台に避難。
高台の上から見ているとティラノサウルスが高台の下を通過してトレーラーに向かっていく。
マルコムが電話をしても二人は電話に出ないため、マルコムは高台から降りてトレーラーに知らせに向かう。
トレーラーに着くも、ティラノサウルスも到着。治療した子供をなんとか返却。
なんとか事なきを得た。
そして高台からトレーラーに電話が。
エディである。ティラノサウルスが森に戻っていったことを報告。報連相は社会人の基本ですからね。日経新聞掲載:部下にしたい男ランキング堂々の1位である。
そして、この時ケリーの肩にそっと手を置いて安心させるエディは母性の塊。
マルコムと電話させるエディ。
ケリーのケア本当にありがとう。
マルコムは電話を切り。一安心。
そして、この後が、ロストワールドの超見どころでもある伝説のトレーラー滑落シーンが始まる。
なんと、ティラノサウルスがまた戻ってきて、トレーラーを崖から落とすのである。
半分落ちるトレーラー
中にはマルコム、サラ、ニックの3人が
このときの、シーンはマジで神演出の数々でスピルバーグ監督の手腕が光りまくり。観客がどうやったら手に汗握るか計算されて撮られている。なかでもガラスパリバリのシーンは本気でヤバい。
大ピンチの3人。
その時、上からクラクションの音が。
誰かが助けに来てれた!!?
エディ!!!!!!!!
神!!!!!!!
いま助けるぞ!!!とエディは叫ぶ
なんと心強いのか。。
エ「何か欲しいものはあるか!?」
3人「「「ロープ!!!」」」
エ「他には!!?」
マ「あるぞ!ダブルチーズバーガーにポテトを3つ!」
ニ「俺はオニオン抜きで!!」
サ「あとはアップルパイよ!」
エ「・・・・・。」
いや舐めてんのかコイツら!!?エディがドン引きしてんじゃねぇか!!!状況考えろ!!!
もうさっさと落ちとけクソ3人!!!!
ったくよぉ。ドチャクソに滑りやがって。
そしてエディは急いで車に戻り、
ロープを木にくくりつけ、
ロープを3人に投げる
仕事のできる男はやっぱりちげぇ。
この間も、カス3人は、
早く!!まだか!?ロープ!!
早く!!急げ!!とゴチャゴチャほざき倒す。エディがちゃんとやってんだから黙っとけよ雑魚たち!!
しかし、ここでハプニングが、
なんとトレーラー自体が崖の下に落ちそうに。。。
焦るエディ。常人ならここで精神崩壊して一人で逃げ出している。
すぐさまベンツの前方に装着してある
巻き上げ式ワイヤーを伸ばすエディ
それを持って全力疾走
頑張れエディ。ファイトだエディ。
トレーラーの前方にくくりつけようとするが長さが足りず思いっきりコケるエディ
頼むからZARDの負けないでを流してくれ
その中、3人の命綱の結び目が、、
ほどけてしまう
絶望エディ。常人なら失神している。
そして登っていた3人は
また下まで落ちる。
ていうか、さっさと登れやクソが。
再びワイヤーを伸ばし走るエディ
またこけるエディ。ぬかるんでるからしょうがないよね
マジで一生懸命過ぎて泣ける。こけたシーンで笑ったやつは仲間想い系のキャラが間違いなくお前のことを殴りに行くからな。ルフィが「エディを笑うな!!(ドン!!)」とか言ってブチキレてる姿が目に浮かぶ。
なんとかワイヤーをトレーラーの先頭にくくりつける
間一髪。トレーラーの滑落を防いだ。
そして、命綱のロープを結び直して、ベンツに戻り引き上げ作業にかかる。ていうか、エディのタスク管理能力が凄すぎる。Googleに就職できるレベル。
名シーン。トレーラーの引き上げバック
エ「バックしろーーー」
思わず体も一緒に動くエディ。
エディはきっとマリオカートでも一緒に体が動いちゃうタイプだ。
エディの努力もあってか、
トレーラーは引き戻されていき、
あの3人も助かると思いきや、、
遠くから巨大な足音が聞こえてくる。。
ん、、?
絶望オブ絶望。
これが遊戯王の予告編なら「やめて!ここでティラノの挟み撃ちを喰らったら、ワイヤーでトレーラーと繋がっているエディの精神まで燃え尽きちゃう!お願い死なないでエディ!あんたが今ここで倒れたら、マルコムやサラ、ニックはどうなっちゃうの!?勝機はまだ残ってる。ここを耐えれば皆を救えるんだから!次回!【エディ、死す】デュエル、スタンバイ!」とか流れるくらいヤバい。
絶対絶命。
もうやめて。エディのライフはゼロよ。
常人なら失禁と同時に脱糞して嘔吐してる。
しかし聖人エディは違う。なんとこの状況でもアクセルを踏みバックし続けるのである。良いやつ過ぎるだろ(泣)(泣)
もう普通の人なら3人を見捨てて一か八かで逃げ出します。
そしてティラノサウルスが屋根を噛みちぎる
それでもエディはハンドルを安定させつつアクセルを踏み続ける。絶対にあの3人を助けるぞという固い意志しかない。エディおまえってやつは(´;ω;`)
もうやってること煉獄さんじゃん(泣)
マジで早く登ってこい3人!!!
エディを助けろ!!
しかし、無情にもティラノサウルスは容赦なく車体を噛み砕く。
遂にエアバックが発動。
最早、宙吊りになってる下の3人よりも8億倍ピンチのエディ。
ここでエディは遂に立ち向かうことを決意する。
決死の打開策
はい、そうです。
一発バコンを使うときがきました。
世界一の神経毒が込められた音速のエアライフルでティラノサウルスを仕留める。
エディの底力見とけよティラノサウルスこらボケ
一発バコンだオラァアアア。
デュエルスタンバイ!!!
エ「ちくしょおおおお、引っ掛かって取れない!!」
うわああああああああ!!!!
全俺が泣いた。
おまっ、スピルバーグまじで何してんだコラ
なんだ引っ掛かって取れないってふざけんなよクソが。このままじゃ俺らのエディが、、俺らのエディが、、
ティラノサウルスに足から持ち上げられ、、
2匹に両側から噛みつかれ、、
半分こ
エディィィィィィィィィィィ(泣)
なにシェアしてくれてんだクソティラノォォォォ
エディはパピコじゃねぇんだぞ(泣)
子供の時このシーンを見てから、好きな恐竜だったティラノサウルスが嫌いな恐竜に代わったのを今でも覚えてます。
そしてトレーラーは落下
崖の下で大爆発。
エディの命綱でなんとか助かった3人
その後、崖の上ではハンター達がおり、3人を救出。
とりあえず、皆で島から脱出しようと作戦会議。そんなときに、ハンターのローランドがとんでもないことを口走る。
は!!!!?
エディのことか!?エディのことか!?
悟空ならスーパーサイヤ人になってるレベルの怒り。ティラノが満腹だからこそ今のうちに出発しようとほざくハゲ。ふざけんなよクソが!!
てか、おまえユージュアル・サスペクツ出てきたろコラ。おまえコバヤシだろ。てめぇこのやろう。
そんなとき、一人の男が立ち上がった。
マルコム博士、、、😭😭😭
良かった、、そんな風にエディを想ってくれていたんだね、、
エディが少しだけでも報われたシーンだった
それに引き換え、後ろの戦犯2人カスコラボケが。なに。ボーッと突っ立ってんだよテメェら。マルコムと一緒に反論しろやタコ!!!なに部外者ぶってるわけ!!?ふざけんじゃねぇよボケナス!!先生ぇ僕たちは関係ないですぅ。ってか??おまえら本当トリケラトプスの糞まみれにしてから串刺しだよマジで。
このあと、サラとかいうクソ女は、ニックに「タバコは臭いで我々の存在がバレる。恐竜の嗅覚を舐めるな」とか能書き垂れといて、自分はティラノキッズの血が着いたジャケットを身に着けながらジャングルを蹂躪。血の匂いをバラマキ、無事、皆の命を危険に晒すのであった。オメーはホントろくな死に方しねぇからな。
さて、話は戻すがエディは死んでしまった。
自分で臆病な性格と言っていたが、大変勇気のある優しい仲間想いな漢だった。
間違いなくジュラシックパークシリーズ史上、1番の男前キャラであった。
なんなら、映画史上1番の漢であった。
しかし、これは映画である。
エディの勇姿は巻き戻せば何回も見れる。私はこのトレーラーのシーンをもう何百回も見てきた。素晴らしいシチュエーションである。
正直、ロストワールドの世間の評判はジュラシックパークの続編という観点から見れば非常に良くない。しかし、モンスターパニック映画として見ればどうだろうか?こんなに手に汗握るシーンを沢山撮ってくれたスピルバーグはやはり天才である。そして、魅力的なキャラクター、「エディ・カー」を沢山描いてくれて本当にありがとう。
そしてエディ。。
沢山の勇気をありがとう。思いやりの大切さを教えてくれてありがとう。仲間を助けてくれてありがとう。本当にありがとう。。
エディ。天国でも元気でね。