スピルバーグといえば、言わずと知れた超名監督で、彼の撮った作品は名作揃い。1971年の衝突から始り、サスペンス、モンスターパニック、SF、冒険、戦争、ヒューマンと多くのジャンルで歴史を作ってきました。観客を楽しませる天才です。
そのなかでも、2018年にある一本の映画が公開されましま。
超娯楽映画です。
私はこの映画がスピルバーグの集大成ではないかと思っています。
あらすじ：いまから27年後の世界。人類はゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド［オアシス］に生きていた。そこは、誰もがなりたいものになれる場所。無敵のヒーローやハーレークイン、キティだってなれる夢の世界! ある日、オアシスの天才創設者からの遺言が発表される ーー「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」と。突然の宣告に誰もが沸き立ち、56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった！果たして想 像を超えた戦いの先に、勝利を手にするのは一体誰だ！
と、まるでワンピースのゴールドロジャーが「俺の財宝か？欲しけりゃくれてやる。探せ！」と言い残し大海賊時代でも始まるかのようなストーリーですが、そんなもんはあらすじだけです。
さて以下よりネタバレ感想です！
頭空っぽにして気楽に観れる映画でした！こういう映画って最近無かった気がしたので久しぶりにワクワクしました！
著作権交渉に数年を費やしただけあって、色んな作品のキャラクターが出てくるので凄いですよ！とにかく降り幅が凄くて、エイリアンからけろけろけろっぴ、チャッキーからガンダム、ミレニアムファルコンからAKIRAのカネダバイクまでと、幅がイカれてます。
先述のとおり多くの作品からキャラクターの登場やセリフまわし等のオマージュがあるので、観る前に「わたし、あまりそういうの知らないから楽しめないかも」と抵抗してしまう人がいると思いますが、心配ご無用です。作品自体おもろいので気になりません。多くの作品を知ってれば更に、楽しめるって感じです。
「あー、この作品なんとなく知ってる」程度で良いのでガッツリその作品について知らなくても楽しめます。多くの作品を知ってれば知ってるほど思わずニヤリとする場面は沢山あると思いますが。
ただ、そんな中、シャイニングだけは観てから行った方が良いと思います(笑)せめて概要は知ってた方が楽しめるかな(笑)お恥ずかしながら、シャイニングは見たことが無くて、ミーハー程度に知識はあったので笑うことができましたが、これだけは見たほうが良いなと感じました。
個人的には、バック・トゥ・ザ・フューチャーが超好きなのでデロリアンの活躍と「マクフライくん」には興奮しましたね。
そして、レース中のＴレックスを見たとき。やっぱりジュラシックパークシリーズはスピルバーグに撮ってほしいと改めて思いました。
※ジュラシック・パークシリーズの中で一番ハラハラさせてくれた名シーン。トレーラーでのガラスパリパリ。
とりあえずこの作品の一番の見所は、レースでもなく、シャイニングでもなく、最後の乱戦でもないと思います。やはり一番の見所は主人公がヒロインアバターの中身と実際に遭遇したときだと私は思いました。
前段で「140キロのブスだったらどうするんだ？会うのはやめろ」と警告されていただけあって、
観客の私も「え、確かに。。ゲーム内では、あんなにいい女風に振る舞ってる癖に、実物が140キロとかだったらめっちゃ嫌だわ。幻滅したくないから会わないでほしい」と思っていたので、
ヒロインの中身と対面した瞬間の、主人公の表情が「ひゅーっ、デブじゃなくて良かった」とホッとしているように見えて思わず、にやけてしまいました。
わずか1～2秒の瞬間でしたが、私にはなんとなく主人公の気持ちが読み取れた気がします。国語のテストで【実物のヒロインと遭遇したときの主人公の気持ちを答えなさい】って問題出たら絶対に正解を書ける気がしますね。「140キロのブスじゃなくて良かったー！いやてか全然可愛いじゃん。むしろ全然いけるわ！え？顔の傷？気にしないよ！140キロに比べたら全然関係ないよ！！」もうこれで100点です。すいません最低です。
まぁとりあえず、そういう風に見えたのは私だけだったかもしれませんが細かすぎて伝わらない演技だったと思います。
てなわけで著作権獲得の労力がもの凄く見えるレディプレイヤー１最高でした。
オープニングのジャンプも最高っす。以上！
